開催報告
PIM2021 とことん科学!! ~ 一般向け体験セミナー ~
主に県内の中学生、高校生75人が参加し、愛媛大学発の世界最先端の技術に触れました。 小川敦司准教授、東山繁樹教授が講義を行い、遠藤弥重太特別栄誉教授から、メッセージをいただきました。また小川先生の指導のもと「試験管内(無細胞)タンパク質合成法」を用いて蛍光タンパク質を合成する実験にチャレンジしました。
今回は、大学の講義を体験してみようということで、事前に動画等を見て、タンパク質の合成についてイメージしておくことを、お勧めしました。
講義の中では、内容に関連したクイズも出題されました。また、セミナー後のアンケートで提出された質問には、ウェブサイト上で先生方が答えています。(こちらから→)
参加者の感想(抜粋)
・DNAとRNAの関係性についてよくわかり、楽しかったです。
・生物のすごさを学ぶことができた。
・タンパク質の合成が様々なことに利用されていることが分かり、驚いた。
・細胞増殖のところが、もっと詳しく知りたいなと思いました。
セミナー当日の様子をご紹介します
会場の様子と主催者挨拶 | 小川先生の講義の様子 | ひとり1個のキットを使って実験しました。 | ||
遠藤先生のスピーチ | 東山先生の講義 | タンパク質はできたかな? |
開催概要
PIM2021 一般向け体験セミナー
PIMマンガができました!
「タンパク質は恋をする」 いったい何?
タンパク質やPIMをわかりやすく解説しています。
かなり力を入れて作成しましたので、ぜひご覧ください!
セミナー後に届いた質問にお答えします。
アンケートにご記入いただいた質問に、先生方がお答えします。
なお、ページ作成の都合上、PIM全体ページに掲載しています。
デザインが異なりますが、同じ「プロテイン・アイランド・松山」のサイトですので、ご安心ください。
セミナー参加者には、ぜひ事前学習をお勧めします。
実験を担当する小川先生からのメッセージです。(参加される方へPDF)
本セミナーでは、様々な生命活動にタンパク質の働きが不可欠であること、そしてタンパク質が生きた細胞の中だけでなく試験管の中でも、遺伝情報にしたがって作られていくこと、そして無細胞タンパク質合成技術が多くの分野に利用できること、などについて、簡単な実験を交えて解説します。
セミナー情報
プログラム
開催日: 令和3年10月16日(土)
会場: 松山市男女共同参画推進センター(COMS)5階 大会議室
- 12:30
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受付開始
【受付時間】12時30分から13時まで
- 12:45
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動画上映
15分
プロテイン・アイランド・松山についての紹介動画を上映いたします。 映像を見ながら、開会をおまちください
- 13:00
-
開会・挨拶
5分
主催者挨拶
- 13:05
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講義1・実験1
40分
小川 敦司
(愛媛大学 プロテオサイエンスセンター・准教授)
講演1:タンパク質合成の機構(簡易)
実験1:試験管内(無細胞)タンパク質合成 - 13:45
- 休憩 10分
- 13:55
-
スピーチ
10分
遠藤 弥重太(愛媛大学 特別栄誉教授)
- 14:05
-
講義2
55分
小川 敦司
(愛媛大学 プロテオサイエンスセンター・准教授)
講演2:タンパク質合成の機構(詳細)
(講義中にクイズあります) - 15:00
- 休憩 10分
- 15:10
-
講義3
45分
東山 繁樹
(愛媛大学 プロテオサイエンスセンター・教授)
講演2:細胞が増える仕組み
(講義中にクイズあります) - 15:55
- 休憩 5分
- 16:00
-
実験
15分
小川 敦司
(愛媛大学 プロテオサイエンスセンター・准教授)
合成タンパク質の確認・解説 - 16:15
-
質疑応答
15分
質疑応答・アンケート記入
- 16:30
- 閉会
※講演内容等は変更する場合がありますので、ご了承ください。
実験
試験管内(無細胞)タンパク質合成
講演
準備中です。しばらくお待ちください。
講演者
遠藤 弥重太
遠藤 弥重太
愛媛大学 特別栄誉教授 専門分野:タンパク質合成メカニズム ベースは翻訳機構の研究(DNA情報からタンパク質)
リボソーム研究,生物毒素の作用機構などの基礎分野研究で成果を上げ,試験管内でタンパク質を合成する無細胞合成法の実用化に成功しました。 「コムギ無細胞タンパク質合成法」は、愛媛大学プロテオサイエンスセンターの独自技術として、ますます発展しています。
東山 繁樹
愛媛大学プロテオサイエンスセンター 細胞増殖腫瘍制御部門 教授
専門分野:細胞増殖因子研究、癌細胞増殖制御
細胞増殖因子HB-EGFやNeuregulinを発見。細胞が増殖・分裂する仕組みを研究しています。また、正常細胞と癌細胞の増殖・分裂する仕組みの違いを明らかにすることで、新しい癌治療戦略を提案しています。「細胞が増える仕組み」をテーマにデイスカッションします。
小川 敦司
愛媛大学プロテオサイエンスセンター 生体分子工学部門 准教授
専門分野:生体分子工学
核酸(DNA・RNA)やタンパク質といった『生命の基盤となっている生体分子』に加え、タンパク質翻訳系のような『生体分子が協奏的に働く生命システム』にも注目し、それらの機能を利用・拡張することで、天然には存在しない「機能性生体分子」や「人工生命システム」、あるいは「バイオテクノロジー」を創る研究を行っています。
会場
会場
会場:松山市男女共同参画推進センター(COMS) 5階 大会議室
住所:〒790-0003 愛媛県松山市三番町6丁目4番地20
※駐車場がありませんので、公共交通機関をご利用ください。
交通アクセス
・伊予鉄道市内電車「松山市駅」から1番、2番、3番、6番に乗車。
「南堀端」で下車(170円)(下車後 徒歩5分程度)
・徒歩
松山市駅から徒歩10分、JR松山駅から徒歩20分
お問合せ先
松山市 産業経済部 地域経済課
TEL:089-948-6714
FAX:089-934-1844